会長あいさつ
 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 昨年の建設業界を振り返りますと、まさに「生産性の向上」と「働き方改革」がキーワードであった気がします。労働力人口が減少し人材獲得競争が厳しさを増す中、この二つの課題に真正面から取り組んでいかねばならないことを実感する年でした。

 ICT技術の活用等により生産性を向上させ、長時間労働の是正や給与水準の向上、また週休2日制などの処遇の改善に結びつけていくことが求められています。

 当協会では、ICT土工の全工程を習得できる具体的・実践的な研修を開催しました。ICT活用技術が会員の企業文化として定着していくことを期待しています。

 週休2日制については、国に続き県でもモデル工事の試行が始まりましたが、経費の確保、適正な工期等、受発注者間で課題を共有し解決しながらじっくり時間をかけ取り組んでいくことが重要と考えています。

 さて昨年7月、「建設産業政策会議」より、10年後を見据えた建設産業の在り方の提言「2017+10」が公表されました。その中で明記された、災害時等における地域の安全・安心の守り手としての地域の建設業者の役割をしっかり果たしていくためにも、一昨年より提唱している、災害対応や除雪を担う地域の建設業者にとってぎりぎり必要な「限界工事量」の理念を、さらに幅広く問いかけていかねばなりません。

 今年度の行動指針に建設業の魅力の向上と技術者のやりがいにつながる象徴として、銘板に担当技術者氏名を記載する「銘板設置拡充プロジェクト」を掲げましたが、関東地方整備局及び県のご理解を得て実現の運びとなり嬉しい成果となりました。

 また、本年は現在建設中の「新群馬建設会館」が竣工いたします。これからの新しい建設業を予感させる建物とし、時代に即した情報の発信拠点を目指しています。

 本年も現場で働く仲間たちや次代を担う若者たちが、その魅力を感じられる「ワクワクする建設業」の実現を目指し、業界を挙げて取り組んでまいる所存です。

 結びに、本年が皆様にとって良い年となりますよう祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。

 平成30年 新春
         一般社団法人群馬県建設業協会 会 長